コンピュータ技術によって安全を向上させる機能安全規格の普及をはかります。


IEC 61508の検証計算



 マルコフモデルを用いたIEC 61508の計算モデルの検証計算を行った事例を紹介します。


 図1は、1oo2の低頻度作動要求モードの場合のマルコフ状態遷移図の事例です。また、図2は、行列計算の可能なScilabによって、それぞれの状態確率の時間変化を計算したものです。このような図示化を行うと、診断対策や修理などの効果を、比較的、簡単に把握することができます。


 一連の機能安全規格は、このような確率論による解析が要求されていますが、このような解析ソフトウェアを利用することで、PFHやPFDの解析が迅速に行うことができます。



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