コンピュータ技術によって安全を向上させる機能安全規格の普及をはかります。


FMEDA


FMEDA

FMEDA


 コンポーネントの故障率は、診断で検知されるかどうかと、故障の結果が安全側/危険側になるかによって4つの故障率、λSD(検知可能安全側)、λSU(検知不可安全側)、λDD(検知可能危険側)、λDU(検知不可危険側)に分けられます。


 安全度水準の評価に使用される安全側故障割合や自己診断率の評価は、これらの4つの故障率をもとにして行われ、ハードウェアの安全度水準の検証には必ず必要な作業です。分析はFMEAを実施して行われますが、診断の効果も検討することから、海外ではFMEDAと呼ばれることがあります。ここで、Dは診断(Diagnostic)を表しています。この方法は、単に回路の分析ではありません。回路が使用される用途(プラントやシステム)によっては、結果が異なる場合があります。これは、故障の結果、安全側か危険側かが、用途によっては必ずしも同一ではないからです。


一般に、安全系の電子部品数は1000近くにも及ぶこともあり、このような分析は必ずしも容易ではありません。FNaviは実務者の面倒な作業を支援します。


戻る